株式会社 八柳/樺細工/木工品/宮城県

詳細情報

樺細工の歴史
歴史
1781年(安永10年)から1788年(天明8年)の天保年間に、武士、藤村彦六によって県北部の阿仁地方より技法が伝えられたのが、角館の樺細工の始まりとされています。
当初は下級武士の副業でしたが、当時角館を治めていた佐竹北家により手厚く育まれ、角館の地場産業として根づいていきました。その頃の主な製品は、根付けや印籠、胴乱(薬・煙草などを入れる携帯容器)など身につける小物類です。それらは参勤交代の際、みやげ物に好まれていたという説があります。
明治時代に入ると、武士をやめ本格的に樺細工職人の道に進む者も多く、のちに有力な問屋が出現したこと、工具が改良されたことなどで、安定した産業へと発展しました。その後、柳宗悦など、名工とも呼ばれる時代のリーダーたちの指導により、さらに技術が改良され、商品価値の高まりを見せるようになりました。
1965年(昭和40年)以降には、「たたみもの」に新たな技法も開発されています。1976年(昭和51年)、秋田県では初めての伝統的工芸品の認定を受けてから今日に至るまで、先人たちの優れた技は大切に受け継がれ、より現代の暮らしにマッチした製品が生まれ続けています。


工程工程
1.樺はぎ
山桜の樹皮(樺)を剥ぎ取る工程です。木が十分な水分を含み最も樹勢が盛んな8月~9月に、専門の職人の手によって行われます。樹皮は、長く風雪を乗り越え厳しい自然環境に耐えた樹齢のものほど、美しい表情をもっていると言われています。特殊な刃物で樹皮に長さ40cmほどの切れ目を入れ、幹からめくるようにして剥がします。生きている木であっても、丸ごと一度に剥ぎ取ることさえしなければ、木は枯れることはありません。剥ぎ取る部分、残す部分は交互となるため、樹皮は再生することが可能です。再生した樹皮は「二度皮」と呼ばれ、貴重な素材として再び使用されます。剥ぎ取った樺は、工房の天井などで約2年十分に乾燥させたのちに加工されます。

2.樺削り
樺は、光沢があり縦にひびが入っている、最高級の「ひび皮」、ちりめん状に見える「ちりめん皮」、あめ色をした「あめ皮」などのように、その状態や色から12種類に分けられます。用途に適した樺を選び、作るものの大きさに合わせ裁断します。水で湿らせ熱したコテをあて、丸まった樺の癖を蒸すようにして伸ばしてゆき、その後、樺の表面を幅広の包丁の刃で削ると、樺に光沢が現れます。
3.膠(にかわ)塗り
薄く削った樺に膠(にかわ)を塗り、乾かす工程です。

4.仕込み
木型に経木を巻きつけ、熱したコテを押しあてるようにして円筒状の巻ぐせをつけます。巻ぐせがついたら一度木型からはずし、内側に樺を張りつけます。

5.張りつけ(胴張り)
芯になる木材に膠を塗り、樺を貼りつけてゆく工程です。合成接着剤ではしわが出やすくなってしまうため、膠を使用します。熱したコテを使い丁寧に進めますが、樺が焼けてしまわない適温の判断や、しわができないようにするためのコテのあて方は大変難しく、熟練の技術が必要とされる工程です。樺細工職人の工房では、膠とコテを常に温めておくための火が焚かれています。

6.天盛り、天張り
筒状の天と底の部分の加工をする工程です。小刀を使って削り、カンナをかけてふちの部分をなめらかにしてゆきます。筒の胴体部分と同様に膠を塗り、コテをつかって樺を貼りつけます。天の部分が終わると、底も同様の加工をします。

7.仕上げ(磨き)
樺の表面により光沢を出していくために、砥草(とくさ)やムクの葉など天然素材の研磨道具を使用し、何段階にも分けて磨きをかけてゆきます。さらに、との粉で磨いたあと、鬢(びん)つけ油を少量塗り、布で磨いて仕上げとなります。この工程で、桜の樹皮本来がもつ渋くて深い色合いと光沢が生まれます。塗料などは使わない、桜の樹皮そのものの美しさが生きた樺細工の完成です。


販売商品


        基本情報

        商号 株式会社 八柳
        設立
        住所 〒014-0347 宮城県仙北市角館町小勝田松ヶ崎
        従業員数
        取り扱い品目
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